子猫用キャットフード

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生まれてすぐは子猫用ミルクを

子猫が生まれたら、生後3週ぐらいまでは母乳だけで育てます。この間、母猫にはいつも以上にカロリーが必要ですから、ドライキャットフードにウェットキャットフードをプラスするなどして、母猫がたっぷり栄養を補給できるようにしましょう。

母猫がいない、母乳が出ないといった場合には、子猫用のミルクを与えます。人間用のミルクや牛乳はお腹を壊してしまうため相応しくありません。ペットショップなどに売っていますから、必ず子猫用のミルクを与えてください。

子猫用のほ乳瓶を使うか、スポイト、針のない注射器などで与えます。3週間はミルクだけですし、後半は飲む量も増えるので、ほ乳瓶を用意することをおすすめします。

子猫用キャットフードの特徴

猫は生まれてから1年で大人になります。最初の1年間は大切な成長期にあたるため、高タンパクで栄養価の高いキャットフードを与えるのが理想です。

子猫用として市販されているキャットフードは、タンパク質の量が多く、まだ生えそろわない歯のことを考慮して、小粒で食べやすいように工夫されているものもあります。ウェットキャットフードは離乳期の子猫には与えやすいのですが、いずれドライキャットフードにするのなら、子猫のときから食べさせておいたほうがいいです。最初はお湯や子猫用ミルクでふやかして与えます。

また授乳中の母猫と一緒に食べられるようなキャットフードもあります。わざわざ子猫用を買わなくても、母猫のものをそのまま与えることが可能です。

プレミアムフードという少し高級なフードの中には、子猫用として販売しているものもあります。もし子猫用がないとしても、与え方を工夫すれば離乳期から食べられますのでだいじょうぶです。

理想的な子猫用キャットフードとは

骨格のしっかりした、毛艶のいい健康な猫を育てたいと思われているなら、与えるキャットフードもしっかり選んでください。

動物性たんぱく質が豊富なもの

成分表で1番最初に、使用している肉類や魚類の原材料名が書かれているもの、これが理想です。猫は肉食動物であるため、やはり肉や魚などの動物性のものの方が消化しやすいのです。使用する穀物の量が少なく、添加物のないキャットフードが理想的です。

避けるべきフード

穀物や添加物の使用が多くて、どんな肉や魚のタンパク質を使っているのかわからないような製品は与えないようにしましょう。消化不良を起こし、便秘や下痢をすることがあります。このような質の悪いフードを与え続けていると、幼くしてアレルギー体質になってしまうこともあるのでできれば避けたいものです。

手作りをするなら食べやすさを重視

最初から手作りをするなら、白身魚を煮てミキサーにかけたものを与えるといいでしょう。白身魚(鱈、カレイなど)は、もっともアレルギーになりにくい食材です。

抵抗なく舐め取るようなら、水を減らして少しずつムース状にしていきます。こういった離乳食はすぐにお腹が空くので、様子を見ながらこまめに与えてください。噛めるようになってきたら、茹でただけのものを与えます。

ササミの鶏肉は子猫にも与えられますが、茹でただけではぱさつくのが欠点です。子猫用のミルクなどでペースト状にしたサツマイモに、ミキサーで細かくしたものを混ぜて与えると食べられます。

【参考】
http://www.catseek.jp/peculiarity.html
http://www.marccohn.net/005.html
https://spsearch.jp/rinyuu.html