高齢猫用キャットフード

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猫の体調に合わせてフードを決める

高齢猫用のキャットフードとは、どこが普通のキャットフードと違うのでしょうか。消化吸収能力が劣り始めた猫のためには消化によい工夫がされているもの、動きが少なくなった猫のためにはカロリーの低いもの、等が求められています。

高齢猫用のキャットフードは、7歳からとなっています。けれど高齢といっても、7歳の猫ではまだまだ元気な猫も少なくありません。7歳の猫と15歳を過ぎた高齢猫を同じ食事にするのもどうでしょう。

年齢でのキャットフードの区分は、猫の様子を見ながらすすめていくのがよいと思います。元気な様子でしたら、これまでと同じキャットフードでしばらく様子をみましょう。

高齢でも元気で運動量もある猫

7歳以上でもまだまだ元気な猫なら、これまでのキャットフードで大丈夫です。ただし、食べる量を注意して観察しましょう。量が減っているようなら老化のサインです。少ない量でもしっかり栄養を取れる高齢猫用のキャットフードに移行を考えましょう。急にすべて替えると食べなくなることがあるため、少しずつ混ぜていって様子を見ます。ウェットキャットフードをトッピングしたりして、新しいキャットフードもおいしいんだと感じさせてあげることも大切です。

高齢であまり動かなくなった猫

運動量が減ると必要とするカロリーも減ります。成猫と同じ量を与え続けていると肥満になってしまうため、必要カロリーはそのままに量を減らしましょう。

また、口中をまめに観察してください。この頃になると、歯周病などで歯がぐらついていることがあります。そうなるとドライキャットフードは食べたがりません。自分でグルーミングをあまりしなくなって、常に体や顔が汚れている。そういった場合も、口中の病気の可能性がありますから、1度獣医に診てもらうことをおすすめします。

歯が悪い猫には柔らかいウェットフードがおすすめです。高齢になればなるほど水を飲まなくなっていきます。水分補給のためにも1食はウェットキャットフードにし、スープ状のものなども与えるとよいです。
歯がぐらついていないようでしたら、消化のいいドライフードを少量与えるようにします。

高齢猫のための手作りごはん

まずは、便秘をしていないか確認してください。消化能力が落ちると、便秘がちになることがあります。そういった場合は、ごはんに数滴オリーブオイルを垂らして与えましょう。

動物性の脂肪分は、成猫のときには必要です。けれど高齢になると、うまく消化しきれないことがあります。そのため、鶏皮や肉の脂身は取り除いて調理します。脂肪が減った分を、オリーブオイルで補うのです。

水をあまり飲まなくなったら、魚や鳥肉のゆで汁をごはんにかけて飲ませましょう。

【参考】
https://www.staynky.com/handmade.html